今月のLAFY(2023年12月)

今月は今解き教室2023年5月号をメインテキストに授業を行いました。

テーマは「身近になる宇宙」。
宇宙探査の今に迫る内容です。

保護者の皆様、お子さまは宇宙がお好きでしょうか。
宇宙は子どもたちに人気のテーマですね。プラネタリウムや図鑑、テレビ番組などで親しむことが多いのではないでしょうか。

一口に宇宙といっても、惑星や星に関すること、宇宙の成り立ちや組成など、宇宙探査など多様なテーマがあります。
今回のテーマの宇宙探査にかぎっても、ロケットの仕組みや探査機と人工衛星の違い、各探査の状況など様々な観点があります。

一般に子ども向けの宇宙探査の本を探すと、科学読み物として技術や現状を紹介しているものがほとんどですが、今解き教室の面白さは、新聞記事がもとになっているところにあります。

新聞記事で紹介される宇宙探査は、科学的な説明にとどまりません。
以下は今解き教室で紹介されていた内容の抜粋です。

・民間企業による探査が活発化しつつあること

・宇宙開発と国際情勢が密接に関連していること

・宇宙開発に伴う社会の課題

「社会」の中での宇宙探査について知るという、子どもたちにとっては少し新しい経験です。

これらは子どもたちには難しい内容なのではないかと思われるかもしれません。
もちろん、子どもたちがこれらの問題の全貌を把握して詳しく理解するのにはとてもたくさんの時間が必要です。

LAFYの授業でも、すべてを説明することはできません。
子どもたちが理解できる範囲にとどめ、補足をしながら、少しずつ紹介しています。

けれど、一度その話題に子どもたちが触れれば、それはその世界への扉を開いたことになります。
詳しくはわからないけど聞いたことがある。そういえば、そんな記事を見たことがある。
そういった経験を積み重ねながら、子どもたちの興味や関心が徐々に広がっていき、他の経験と重なり合い、子どもたちの未来に相互作用を生み出していくのだと思います。

他とは少し違う、ユニークな学びが、子どもたちの未来を広げていく助けになると私は考えています。

宇宙探査に関するおすすめの本

「宇宙りょこうへ でかける えほん」(パイインターナショナル)

宇宙探査に初めて触れるお子さまに。
小さな子どもから楽しめる絵本です。
探査に行く宇宙飛行士になりきって、宇宙での生活を模擬体験できます。

「月へ行きたい」 (たくさんのふしぎ傑作集)(福音館書店)

こちらも入門におすすめ。小学校中学年程度以上の子ども向け。
どうやったら月へ行けるの?という多くの子どもが持つ疑問から出発するので、まだあまり宇宙に興味を持っていない子どもも置いていかれる心配がありません。
ロケットはどうやって発射されるのかなど、意外と知らない探査の基本に親しむことができます。

「宇宙探査ってどこまで進んでいる?」 (子供の科学★ミライサイエンス)(誠文堂新光社)

ノンフィクション読み物が好きで、もうすでに宇宙に興味がある、小学校高学年以上の子ども向け。
普通の図鑑では物足りない、もっと知りたいという子どもの意欲にしっかり応えてくれる充実の内容です。しっかり読み込むと難しい内容が多いので、保護者の方と一緒に調べながら楽しむのがおすすめ。

LAFYでは、今解き教室と時事ニュースを素材に子どもたちと楽しく学び会話する講座を開講しています。
お子さまの知識や関心に合わせて講師が内容を調整しますので、どんなお子さまも最適な難易度で学ぶことができます。
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