今月のLAFY(2024年1月)

今月は今解き教室2023年10月号をメインテキストに授業を行いました。

テーマは「日本の歴史と世界遺産」。
日本の文化からインバウンド、世界遺産まで幅広い内容でした。

日本文化や日本の世界遺産については、学校などで触れる機会も多いと思います。

けれど改めて振り返ってみると、日本文化といっても、衣食住、芸術、祭り、行事など、
いったい何が日本文化で何がそうでないのか、全体像を把握するのは難しいことに気づきます。

世界遺産も、日本の遺産については知っていても、
外国の遺産についてどれくらい知っているでしょうか。
また、そもそも世界遺産は誰が何のために決めているのでしょうか。

今解き教室では、文化と社会の関わりに重心をおいた記事が取り上げられています。

・文化や遺産を保護する取り組み

・戦禍にさらされる世界遺産

・災害と文化財の修復

・新しく作られていく伝統行事

長い歴史がありそうな「初詣」が、100年程度と意外と新しい「伝統行事」であることなど、
文化とは何か、伝統とは何かについて考えるきっかけをあたえてくれます。

文化や遺産が次の世代まで残り受け継がれていくためには、様々な取り組みが必要で、
その取り組みを実現するには資金と市民の関心が必要です。

未来を生きる子どもたちは、どのように文化をとらえるのでしょうか。
広大な文化の世界を、できるだけ色々な角度から、楽しみながら見てほしいと思っています。

文化に関するおすすめの本

「世界のともだち」シリーズ(偕成社)

シリーズ計36か国の子どもたちの日常生活を、たくさんの写真とともに紹介しています。
子どもたちの生活に沿った内容なので、小学校低学年から無理なく楽しめます。

日常に溶け込んでいる日本の文化に目を向けるには、外国の文化を知るのが効果的です。
伝統芸能や工芸品だけでなく、例えばお風呂だって特徴的な日本の文化。

36冊もあるので、できれば図書館を活用して、シリーズ全巻を読んでみてください。
世界の広さと、それと比較した日本の文化に気づくことができると思います。
また、生まれた国が違っても、意外と共通点が多いことにも気づくでしょう。

すべては姿かたちにあらわれる! 日本の歴史 生活図鑑 ビジュアルブック(東京書店)

旧石器時代から平成まで、人々の衣食住をイラストで紹介しています。
子ども向けの歴史の本はたくさんありますが、生活の移り変わりに特化した本は貴重です。

歴史を学び始めた子どもに最適。
イラストがメインなので、歴史に興味があれば小学校低学年から楽しめます。

世界遺産に関するおすすめの本

世界遺産に関する本は子ども向けのものもたくさんあります。
人気図鑑シリーズもあるので、図鑑が好きな子どもにはそちらもおすすめですが、
今回は、美しい写真を親子で一緒に楽しめる本を選んでみました。

世界でいちばん素敵な世界遺産の教室(三才ブックス)

大人向けの本ですが、世界遺産の美しい写真とともに、
世界遺産のしくみについて知ることができます。

書かれている内容は難しくありませんが、小学生が読むときは
漢字や用語について補足してあげると良いと思います。
また、2021年の本なので、登録数などにそれ以降のものは含まれていないのと、
アメリカが一時的にユネスコを脱退していた時期なので、その点もあわせて補足をお願いします。

登録されている各遺産についてではなく、世界遺産全体について学ぶことができます。
世界遺産は何のためにあるのか、私たちはこれからどうしていくべきなのか、
ぜひお子さまと一緒に考えてみてください。

絵本のようにめくる世界遺産の物語(昭文社)

世界遺産に登録されている各遺産について、簡単な疑問文と説明文が添えられています。
疑問文は、子どもも共感できる内容なので、親子で一緒に読むのはいかがでしょうか。

写真を楽しみながらも、きれい、すごいにとどまらず、
歴史や文化について関心をもつきっかけになると思います。

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お子さまの知識や関心に合わせて講師が内容を調整しますので、どんなお子さまも最適な難易度で学ぶことができます。
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