今月のLAFY(2024年2月)

今月は今解き教室2023年9月号をメインテキストに授業を行いました。

テーマは【災害編】「地震列島・日本」。
年始に起きた大きな地震も記憶に新しく、子どもたちにとって関心の高い内容です。

災害がどういうものか、起きたときにどう行動すればよいか、
子どもたちは幼いころから保育園・幼稚園や学校を通じてたくさん学んでいると思います。
それらは自分と身近な人を守るために欠かすことのできない重要な知識ですが、
10代を迎えた子どもたちには、それらに加えて
社会としての視点を少しずつ身につけてほしいなと思います。

災害はどのようなメカニズムで起きるのでしょうか。
それは十分に解明されているのでしょうか、まだ分からないことにはどんなものがあるでしょうか。

被害を防ぐための方法にはどのようなものがあるのでしょうか。
それは誰がどうやって行っているのでしょうか。
今は実現できていないけれど、これから準備できそうなことはあるでしょうか。

災害が起きた後、避難や復興のしくみはどうなっているのでしょうか。
まだ準備が足りないところや、改善した方がよいところはあるでしょうか。


今解き教室では、災害に関わる幅広い内容の記事が取り上げられていました。

・地震、豪雨やラニーニャのメカニズム

・要支援者の避難を支える取り組み

・災害時の流言

・病院の備え

災害に関わる情報は幅広いので、全体像をつかむのはとてもたいへんです。
けれど、少しずつそれらにふれたり、疑問をもったりすることによって、
自分はまだ知らないけれど、どこかで誰かが支えてくれている、
社会の姿に思いをはせることができるのではないでしょうか。

個人ができること、家族が、学校が、地域ができること、
国が、そして国際社会ができること。
それぞれ、何があるでしょうか。

まもなく社会の担い手になる子どもたちが、
自分たちの意思と力で、社会を少しずつ良い方向へ向けていくことができるのだと、
希望をもって未来を見つめてくれたらと願います。

災害に関するおすすめの本

流域治水って何だろう? (PHP研究所)

今解き教室で少しだけ触れられていた、水害と治水について詳しく知ることができます。
図書館用の本なので、お近くの図書館で探してみてください。
子どもむけですが、大人も一緒に学びたくなるほど情報豊富です。
治水の歴史や地名との関わりを学びながら、
お家の周りの地形や地名を調べて自由研究をするのも楽しそうです。

台風の大研究 (PHP研究所)

上で紹介した本と同シリーズで、こちらのテーマは台風です。
でき方や進み方のほか、観測や予測の方法、最新の研究まで知ることができます。
大きな被害を引き起こすこともある台風ですが、私たちにめぐみをもたらすこともあります。
一体どんなめぐみでしょうか・・・?

みんなが知りたい! 自然災害のすべて(メイツ出版)

さまざまな自然災害のメカニズムと、個人や家庭でできる対策がまとまっています。
個人の対策について詳しく知りたいお子さまにおすすめします。
災害別、状況別にするべき行動が具体的に書かれていて、イメージしやすいです。

LAFYでは、今解き教室と時事ニュースを素材に子どもたちと楽しく学び会話する講座を開講しています。
お子さまの知識や関心に合わせて講師が内容を調整しますので、どんなお子さまも最適な難易度で学ぶことができます。
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