今月のLAFY(2024年3月)- 脱炭素で温暖化を防ぐ -

今月は今解き教室2024年3月号をメインテキストに授業を行いました。

テーマは【環境編】「脱炭素で温暖化を防ぐ」。
温暖化を超えて沸騰の時代に入ったといわれる今、子どもたちにとっても重要な話題です。

温暖化が起きているということはなんとなく聞いたことがあるお子さんが多いと思いますが、
なぜ起きているのか?
現状はどうなっているのか?
今後の見通しは?
脱炭素とは何か?
様々な要素が重なり合っている課題ですので、
まだ分からないことがたくさんあるのではないでしょうか。

今解き教室では、気象災害、生態系への影響、COP、エネルギー問題など、
幅広い内容が取り上げられていました。

・国連気候変動に関する政府間パネルの報告書

・電気の地産地消

・絶滅危惧種への温暖化の影響

・コーヒー豆の生産と環境負荷

・世界で増える森林火災

「温暖化」「脱炭素」については多くの人がある程度知っていることを前提に、
これらの問題の応用といえる内容が多く取り上げられているようです。
ですが、そもそも温暖化はなぜ起きるのでしょうか。
化石燃料の使用が良くないのであれば、なぜ、すぐに止められないのでしょうか。
CO2はどのような場面で多く排出されているのでしょうか。

課題の全体像がなんとなくでもつかめていないと、
一つ一つの問題について、考えることが難しくなってしまいます。
応用といえる社会の諸問題を考えるには、基本の知識が必要です。

エネルギーや発電方法については、学校でも学ぶ機会がありますが、
今のところ、小中学校の範囲では、ごく簡単な内容にとどまるようです。
ニュースを見ながら、また本を読みながら、
少しずつ学びをつみかさねて、子どもたちの視野は徐々に広がっていきます。

限られた時間ではありますが、ご家庭での時間に加えて、
LAFYの授業時間が少しでもお子さま方の学びに貢献できればと思っています。

温暖化・脱炭素に関するおすすめの本

温暖化によって起きている問題に関する子ども向けの本はたくさん見かけます。
小さな子ども向けの絵本から、少し情報量の多い小学校高学年以上向けのものまで、
学校などで触れた機会のあるお子さまも多いのではと思います。

ここでは、そこから少し進んで、温暖化のしくみやエネルギー問題について
基本を学べる子ども向けの本を紹介してみようと思います。
小学生のお子さまであれば、大人が一緒に読んで、
難しいところは説明をおぎなうのが良いかと思います。

地球温暖化を解決したい――エネルギーをどう選ぶ? (岩波ジュニアスタートブックス)

温暖化の基本と国際的な取り組みの状況、各エネルギーの長所と短所について
やさしい文体でまとめられています。
写真や図表ではなく文章が主体の本ですので、
文を読んで理解するのが好きなお子さまにおすすめします。
もっと詳しく知りたくなったときに参照すべき本やWEBページが
たくさん掲載されていますので、調べ学習にもとても便利です。

CO2はどこへ行くのか? (PHP研究所)

原子とは何かから始まって、最新の各種研究まで触れられています。
水素、核融合、CO2回収・再利用、人工光合成など、
温暖化の問題を解決するために新しい技術がたくさん研究されていることがわかり、
子どもたちが希望をもって未来を考えることに役立ちます。

見てわかる! エネルギー革命 (誠文堂新光社)

エネルギーとは何か?から、各エネルギーの説明まで詳しく書かれています。
文章ではなく写真や図を中心に理解するのが好きなお子さまにおすすめします。

電気・ガスはどこから来るのか? (PHP研究所)

電気とは何でしょうか。
どうやって作られてどうやって家庭までやってくるのでしょうか。
エネルギー問題について考えるときに、電気に関する理解は欠かせません。
2019年の本ですので新技術紹介のページは少し情報が古めなのですが、
それ以外の電気とガスの基本についてはとてもわかりやすくまとめられています。

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お子さまの知識や関心に合わせて講師が内容を調整しますので、どんなお子さまも最適な難易度で学ぶことができます。
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