今月のLAFY(2024年6月)- 科学が変える世界 -

今月は今解き教室2024年6月号をメインテキストに授業を行いました。

テーマは【科学編】「科学が変える世界」。
宇宙、ロボット、AI、量子コンピューター、ゲノム編集など
盛りだくさんの内容でしたが、
LAFYの授業では、ロボットとAIを中心に取り上げました。

ロボットというと、子どもたちは、街や家庭で活躍する
コンパニオンロボットを思い浮かべることが多いと思いますが、
普段は目にしないところでも様々なロボットが活躍しています。
ところで、ロボットと機械の違いは何でしょうか。
ロボットはどのような仕組みで動いているのでしょうか。
ロボットに苦手なことはあるのでしょうか。
知っているようでいて、意外と分からないことが多いことに気づきます。

AIというと、生成AIをイメージする子どもが多いかもしれません。
ですが、生成AIはAIの中のごく一部です。
AIとはいったい何でしょうか。
意外と身近な家電にもAIの技術が使われているのですが、
どのような役割をはたしているのでしょうか。

今解き教室では、様々な場所で活躍するロボットとAIについて、
事例の紹介にとどまらず、活用のしかたを考える記事が取り上げられていました。
・ChatGPTの授業での活用
・ロボットの活用と労働力不足の問題
・ディープフェイクの悪用

新しい技術や製品の開発はとても素晴らしく、わくわくするものですが、
社会でうまく活用するにはどうしたらいいのか、
新しい技術が社会にどのような影響を及ぼすのか、
そういったこともあわせて考える必要があります。
新技術の楽しさを存分に味わいながらも、
同時に社会全体を考える広い視点も持っていてほしいと思います。

AI、ロボットに関するおすすめの本

科学技術に関する本は、基礎的な知識がないと理解が難しいものも多いですが、
子ども向けの本は、やさしい言葉と簡単な説明でイメージがつかめるよう工夫されています。
大人も一緒に読んで楽しめる本がたくさんあります。

未来につながる! ロボットの技術 (誠文堂新光社)

ロボットとは何か?から、使われている技術や活躍シーンまで広く学べるバランスのよい本です。
技術を説明するページは少し難しいかもしれませんが、そんなときは第3章に掲載されている様々なロボットから見てみましょう。
写真を見るだけで楽しめると思います。
2023年1月刊行の本なので、比較的新しい事例まで含まれています。

人工知能と友だちになれる?(誠文堂新光社)

親しみやすい表紙ですが、かなりしっかりと内容の詰まった本です。人工知能の基本、人工知能と人との違いなどを学ぶことができます。
1章は難しいですが2章はマンガなので、2章から先に読むのもよいでしょう。
すべてのページを読み切れる子どもは多くないと思うので、
はじめは読みやすいページを読み、数年かけて再読しながら
理解を深めていくのが良いと思います。
2018年の本なので、それ以降の進歩については別の本で補ってください。

よくわかる人工知能(PHP研究所)

人工知能とは何か、という基本がシンプルにまとまっている本です。
細かな技術の話に踏み込みすぎず、基本にしぼって書かれていて、理解を助けるイラストも多数掲載されているので、分かりやすい内容です。
2017年の本なので、「未来の社会」とされているもののうち一部はもうすでに社会に登場しています。当時の想定よりも速いスピードで技術が進化したことが分かるので、お子さまと一緒に確認しながら楽しむのもよいと思います。



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